厚生労働省は2024年2月から介護職員1人あたり月6000円の賃上げを実施する方針との
武見敬三厚生労働相が「月6000円ほどが妥当」と発言していて話題になっていましたよね。
・なぜ賃上げの実施を?
1 ・介護職員の不足が深刻化している
2 ・介護報酬など改定前のため
これらが今回の賃上げに関係するのではないかと言われています。
簡単に詳細を解説します→
1・介護職員の不足が深刻化しているため
近年の物価高騰もあり、賃金の低さから介護人材の流失が続いています。
厚生労働省によると2022年の介護職員の平均月収は29.3万円で、全産業平均と比べると7万円ほど低いため、これは深刻と呼べます。
そりゃ他業種に流れますな。
2 ・介護報酬など改定前のため
介護職の給与は、基本的に診療報酬や介護報酬にもとづいているため、賃上げするには3年ごとの改定の前に行うことが適しています。
厚労省は2024年に報酬のプラス改定を見据えて、改定されるまでの2024年2~5月分について、介護職員などのベースアップの支援加算に上乗せする形で、収入を2%程度(月額平均6000円相当)引き上げるため動いてます。
来春以降は介護サービスの公定価格である介護報酬のプラス改定を視野に手当てを。
つまりこれからも賃金が上がる可能性はあるようです。
3年ごとに介護士の賃上げの見直しが
続く流れになればいいですね!
・ネット上の意見は・・・
ネット上では今回の賃金上げに対してこんな意見がありました。
全然足りない、月に6000円と言っても月に約22日働いたとして
1日換算272円ほど。舐めてる?何が妥当なの?
現場の人間の元にしっかりと支給されるのか不安。
月6000円では足りないという否定的な意見が多数見受けられる一方、
しっかりと対象者の元に支給されるのか不安という声も。
月6000円の賃金上げで、これから人材の流失がどうなるか・・・
介護士が潤うよう充分な賃金と働きやすい環境が整う事を願うばかりです。